新保町の炭焼き小屋。
荒木師匠(どこかで聞いた名前?)が20年前に建てた。
サラリーマンだった師匠が、定年後に一念発起して、建てた。
だが、寄る年波に勝てず、ついに炭焼きを廃業。
昨年秋、登り窯の屋根を解体し、平地の作業場だけの小屋に改造し、譲り受けた。
荒木師匠から電話がかかってきた。
屋根雪を下ろさないと危険だという。
午前中は、朝市楽しんぼのパンフ作成で地元有力者インタビューを予定していたので、
作業は午後からになる。
朝9時半、すでに荒木師匠は奥さんと右側屋根の雪下ろしを始めていたので、少し手伝った。

小屋に出入りができなくなっているので入口付近の雪をかく。
正面でも2m近く積もっている。

左側屋根に取り掛かる。
ちょうど屋根の軒先の高さまで雪に埋もれているので、屋根に上るのが全然怖くない。
軒先の高さは約2mほどあるから、雪の深さが2mということだろう。

荒木師匠からかんじきを借りて履いてみた。
これなら新雪の上を歩いてもごぼっと入ることはない。
これはいい、欲しくなった。
師匠は見よう見まねで作ったのだそうだ。
この80歳の老人には、生きる知恵がたっぷり詰まっている。

屋根雪はとても重たい。
プラスチックのスコップはおれそうで使えない。
スノーダンプもプラスティックのものは、割れそうで使えない。
荒木師匠はブリキ製のものを持っていた。
それでも、容易には崩せないので、アルミのスコップが必要となる。

頂上まで届くと気持ちがいいものだ。
次の予定があるため、3時半には出なければならないが、
この調子なら半分まではいけそうだ。

ほぼ半分まで下ろすことができた。
残りは月曜日に下ろす予定。
午前中、奥さんがしみじみとおっしゃっていた。
「雪があると余計なことせんならんね」
このご夫婦は夫唱婦随でいつも一緒に作業をされている。
見習いたいものだ。
posted by 39アース at 00:09|
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日記