今年もよろしくお願いします。
(山岸久明さん製作の門松)
2011年は、3月11日の大震災の発生で、それまで日々刻んできた営みが吹っ飛んでしまうような、歴史的な年でした。
そして、福島第一原発の事故は、人類が作りだした「目に見えない魔物」に、どう向き合うか、国民一人一人に突きつけました。
千年先の希望どころか、十万年先まで危険を背負わせることになりました。
安心安全な食の供給に必要な、きれいな空気、きれいな水、きれいな土を、容赦なく汚してしまい、元に戻すには途方もない大きな努力が必要であることが分かりました。
それでも、世界の大勢は、便利・快適を求め、効率のよい都市に集中し、持続不可能な方向に突っ走っています。
一方、生命の源である里山はその非効率のゆえに見捨てられ、過疎・高齢化し、消滅の危機にあります。
里山には食べ物、燃料、思いやり、文化など、生きるために必要なものがすべてそろっています。
私たちは、今年も、里山に軸足を置いて、持続可能な生き方を求めていきます。
「これからは都会にではなく、里山にこそ希望がある」と行動を始めている人たちが増えています。
そういう人たちと一緒に里山を応援して行きます。
輪島の鴻さん夫妻、湯涌の銭がめ山下さん、東原町のNPO法人くくのちさん、能美の里山ファン倶楽部、そして日本熊森協会などみんな仲間です。
お金よりもいのちをたいせつにし、自ら実践しながら具体的に世の中を変えるしくみを作っていこうとする人たちです。
昨年は、たった10軒の村新保町で「花いっぱいのおとぎの国づくり」第一歩のお手伝いをしました。
朝市「楽しんぼ」をオープンし、10月には新保町で初めて竹とうろう祭り開催しました。
今年は、「花いっぱいのおとぎの国」をもっと充実していきます。
具体的には、新保町の特産品の開発、体験型農作業ワークショップ、ワンダーランド作りなどです。
これから、新保町のみなさんと相談しながら進めたいと思います。
今年もみんなで楽しい企画をいっぱい考えていきましょう!
みんなで、出来る範囲で笑い楽しみながら、素敵な2012年を築きましょう!
ご協力よろしくお願いします。